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看護学生による看護学生のための学生団体なないろ看ぱすとは

更新日:2022年9月9日

~代表が語るななぱすの魅力~



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学生団体なないろ看ぱす(以下ななぱす)は、看護学生が自分らしいキャリアを構築できるようにお手伝いしている団体です。そんなななぱすはいったいどんな場所で、どんな魅力があるのでしょうか?今回は代表(以下:代表ちゃん)にインタビューをしました!


文章:あーさん


「なないろ看ぱす」という場所について


Q.代表ちゃんにとって学生団体なないろ看ぱす(以下ななぱす)はどんな存在ですか?


A.居場所にかなり近いと思います。ななぱすの環境は私の理想なんです。

Visionである「看護がもっと輝ける社会」に向かって、みんながみんな主体的に楽しく活動できて、しかもお互いを尊敬しあえる。社会に価値を生み出しながらも、とことん中にいる人が輝けて、成長できる場所を作りたい、メンバーが自分らしくいられて、心理的な安全性が高い組織を作りたいと思ったのです。

実際にメンバーみんなが、「尊敬しあえる人がいる」とか、「ここにいることが楽しい」、「ここにいる人が好き」、「『学生団体なないろ看ぱす』というものを作るのが楽しい」と言ってくれるので、みんなが等身大でいられる場所を作れたと感じることができて嬉しいです。


Q.ななぱすではメンバーが活動しやすいようにメンター制度やマニュアルなど様々な環境が整備されていると感じます。工夫点はありますか?


A.活動を継続させるために様々な工夫をしています。

一人一人に役割を持ってもらって、その役割をもとにななぱすを作ってもらう必要があると思います。活動しやすさを大切にしながらも、個人が輝ける仕組みを作ることで、看護学生が楽しく活動しながらありのままで自己探求できて、大変なことがあっても自分や組織のために頑張れて、そのような活動を通して新しい気づきが得られるような場所にしたかったのです。


そうするとメンバーをフォローアップする仕組みが必要になります。特に学生団体は、金銭的な報酬がないため、個人のモチベーションに依存したり、大学やバイトとの両立ができなかったりなど問題が生じやすいです。

問題が生じた際に、「メンバー個人ではなく仕組みに対して問題意識をもって解決する」というのがこの団体のモットーです。何か上手くいかなかった時、個人の責任になることが多いと思うのですが、それはやりたくなくて。組織環境を改善すれば個人の行動も変わってくると信じています。

「個人のせいにしない」という方針の下、新メンバーが慣れない環境や様々な壁にぶつかっても、本人の「頑張りたい」という気持ちが報われるような環境を作らないといけないという課題が出てくる。それに対応するために仕組みを整えたのが教育制度です。




ななぱすだからこそできる看護学生のキャリア探求


Q.代表ちゃんから見たななぱすの魅力を教えてください


A.何よりもこの場所が、看護学生が「看護学生としての自分」ではなく「一個人としての自分」をとことん見直せる場所であることが魅力だと思っています。

ななぱすで関わっていくとみんな違う人間で、いろんな良さや特徴があることが見えてきます。



Q.とことん自分を見直せるというのが、ななぱすでの活動の魅力なのですね。そのような、ななぱすの活動とキャリア探求の繋がりについて教えてください。


A.ななぱすの活動を通して、キャリアの多様性を知ることができます。

キャリア探求するというと、特定分野の看護に興味がある場合には、その分野の看護師さんに話を聞きに行って、その分野のゼミに入って、その分野のことだけを考える人が多いような気がします。もちろん、興味のある分野を知ることは大切です。しかし、どんなに関係ないように思えることでもいつの間にかキャリアに繋がっていたということは多々あります。医学生としてななぱすにいるメンバーでさえ、「ななぱすの活動を通してキャリアを見つけることができた!」と先日言っていました(メンバーインタビュー参照)。つまり、分野は関係なく様々な人のキャリアを自分の「生き方」として取り入れることが大切なのだと思います。


しかし、自分ひとりでキャリアを考えようとすると得られる情報は興味のある分野に偏ってしまいます。一方で、ななぱすに入ってみると、様々な分野に興味のある学生が集まり、特定の分野の情報に縛られることはありません。興味のある分野の看護や自分の将来について様々な面から捉えて、こんなこともできると気づき、視野が一気に広がる。いろんな人生があることを知り、自分自身の可能性も知ることができます。そんなななぱすという場所だからこそ、「本当に自分のやりたい看護」を探求することができると思います。



Qキャリア探求をする上で重要なことは何でしょうか?


A.キャリア探求をする上で、ともにキャリアを考える仲間の存在はとても大切です。

メンバーが自己開示して活動しているななぱすだからこそ人との違いが明確に分かりやすい。違いを認知することは自分のことも知ることにつながります。例えば、「あの子はこういう背景から災害看護がやりたいって言っているけど、私はそうじゃないなあ」と感じるだけでも自分を知ることにつながるのです。


普通に生活していて大学に行って、他愛のないことを話しているだけでは違いは見えづらいと思います。お互いがみんな自己開示しながら、活動することができるというななぱすの環境はキャリア探求にはもってこいなのです。


また、キャリアに悩むことは楽しいことばかりではありません。だからこそ、一緒にキャリアに悩み前を向く仲間の存在は大切です。実際に、メンバーは日々お互いに刺激を受けながら、時には悩みを共有して一歩一歩進んでいます。ともにキャリアに悩む仲間の存在は、違いを認知するだけでなく、前に進む大きな支えにもなるのです。




Q自分がありたい姿でいられる場所であり、メンバー全員が「自己開示」して活動しているのはとても素敵ですね。「自己開示」を通して得られることは他にもありますか?


A.「自己開示」ができる、ということは「ありのままの自分でいられる」場所を得ることができるということです。

もし看護学生が誰かに自己紹介するとしたら、「○○大学の看護学生です」と言うと思います。このように、普段私たちは自分のことを他人に示すときに「所属大学」と「看護学生であること」で括ってしまいます。日常生活の会話でも同様に「どの科に行くの?」「大変そう」と一個人としてではなく、看護学生として見られることが多いと思います。


ななぱすでは、そんな肩書はなくていいのです。肩書で自分を語らず、ひたすらに自分と向き合っている感じ。それは、みんながありのままで活動しているからだと思います。そして企画運営などやっていると、普通に生活しているだけじゃ直面しない壁にぶつかります。悩まなくていいことに悩むということは「私はこういうことで悩むんだ」「こういうことが苦手なのだ」という自分の知らない一面を知れるということです。


ななぱすでは、メンバーが温かく互いに肯定しあえる環境があるため、「私はこんなことに興味があるのだ」「私はこんなことが得意なのだ」と今まで見つけられなかった自分の「素敵な部分」も見えてきます。だから、「今まで自分のことをあまり好きじゃなかった」という人でも自分のことを好きになれることができます。ななぱすは、活動すればするほど前よりもっと自分の好きな部分が増やせる場所なのです。


まとめ

 いかがでしょうか?ななぱすの魅力、伝わりましたか?ホームページやイベントでは伝わらないななぱすの素の姿が少しでも感じられたら幸いです。

現在、ななぱすでは一緒に活動する仲間を募集しています。

「もう少し『ななぱす』の活動について詳しく知りたい」

「メンバーと話してみたい」

などありましたらこちらでお待ちしています!


プロフィール


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 看護学部4年生。自分自身も「看護師に私は向いているのかな…」と悩み、色々な分野で活躍する看護師さんに話を聞いて、大学では出会えない輝いて働く看護師さんの存在を知った。そのような経験から、同じような悩みを持つ看護学生が将来を前向きに考えられるきっかけを提供したいと思い、学生団体なないろ看ぱすを立ち上げる。

飲み会で団体メンバーに対して感謝の気持ちが極まると泣く。


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