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自分らしいキャリアを目指す看護学生のあなたへ

更新日:2022年9月19日

「ななぱす」こと「学生団体なないろ看ぱす」は、 2021年10月に看護学生10人、医学生1人の計11人によって設立されました。 みなさんはこの先、どのような道を歩んでいきたいと考えていますか? 将来に漠然とした不安を抱く人も少なくないと思います。学校で看護を学んでいく中で、看護学生の世界は少し窮屈だと感じたことのある人もいるのではないでしょうか。進むべき道がある程度定まっているため、自分らしい将来を描きにくくなっているのかもしれません。それでも、看護を活かして多様なキャリアを築き上げている人も多くいます。視野を広げて、看護の世界に目を向けてみませんか。 文章:みかん

キャリアデザインと看護の世界


 看護と聞いて、みなさんはどんなことを想像しますか。ふんわりと優しい笑顔で患者さんを支える、そんな看護師さんを私はつい思い浮かべてしまいます。それだけではなく、患者さんの日常に寄り添い、よりよい生活を送れるようにサポートするのも看護の魅力の一つだと思います。


 しかし、それと同時に看護師の仕事は一般的に精神的にも体力的にも大変な仕事というイメージで、離職率が高いことでも知られています。実際に公益社団法人日本看護協会が実施した「2020年病院看護実態調査¹」の調査結果では新卒看護師の10人に1人が退職しているという報告があります。この離職の理由で多いのが「職場の理想と現実とのギャップ²」だそうです。


 また、離職した新人看護師は復職を希望しないことが多く、看護師資格を持ちながらも医療現場で働いていない潜在看護師は3人に1人(71万人)いると言われています。このように、新卒看護師の離職率や潜在看護師の割合が高い理由として、学生のうちに自分らしいキャリアを描ききれず、納得した上で仕事や職場を選んでいないことが大きく影響しているのではないでしょうか。





看護学生のキャリア選択における2つの障壁


 自分が納得したキャリアを歩めていない背景には、 ①看護学生=看護職にならなければいけないという捉え方 ②一般の学生のような就活を経験しない という2つのことが存在しているように思います。


①看護学生=看護師にならなければいけないという捉え方

 みなさんは看護師以外にどんな将来の選択肢があるのか考えたことはありますか。学校の講義だけでは看護の世界で活躍している1人1人に焦点を当て、どのようなキャリアを歩んでいるのかまで知ることがなかなかできないと思います。しかし、実際に働いている人に目を向けてみると、看護を活かして多様な自分らしいキャリアを築き輝いている人がたくさんいます。そんな様々な選択肢を知ることで、視野が広がり、自分らしいキャリアを見つける一歩に繋がるのではないでしょうか。


②独自の就職ルート

 看護学生は、世間一般の学生とは異なる就活を行うことが多く、自己を見つめなおす機会やキャリアを考える機会がどうしても少なくなってしまいます。自分の内側に目を向け、大切にしていることや価値観を知ることで、自分にぴったりの働き方を見つけることができるのではないかと私たちは考えます。





自分らしいキャリアを目指す看護学生のあなたへ


私たちの目指すこと


 VISION 

看護がもっと輝ける社会

 MISSION 

看護に関わる人のキャリアを自分らしくする


 今後看護に携わっていく看護学生一人一人が、自分らしい誇りに思うキャリアを選択し歩んでいくことで、看護が輝くイメージが社会に広がっていきます。 自分のものさしで将来の道を主体的に選ぶことができるよう、看護に関わる人へその「きっかけ」を提供したい。そして、看護の世界で生き生きと活躍する人を増やしたい。 そんな思いからこの団体が設立されました。






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